2017年5月の2週間に渡って、東京入管の被収容者約70名がハンガーストライキを行い、処遇の改善を入管に求めました。要請書を渡そうとしましたが、この期間入管は受けることなく終わったようです。ただ、要請書は支援団体から各社報道機関に提示され、入管の処遇がいかにひどいかを明らかにしました。
東京入管などでは、再収容、再々収容が繰り返されていると聞きます。
また、東日本入管センター(茨城県牛久市)では、3月に具合の悪かったベトナム人が入管内で死亡した事件も記憶に新しく、一向に改善されない入管医療の問題を浮き彫りにしました。
何にせよ、日本人が居室まで入り、彼らと同じようにそこに暮らすことはまず出来ません。外国人が閉じ込められ、そこで人権が認められない状況を日本人が目にすることは出来ません。
だからこそ日本人がこの状況を少しでもいい方向に向け、帰還または在留希望をじっくり相談でき、実現できるための施設であってほしいと思います。
支援団体である「仮放免者の会(PRAJ)」がブログでハンストの内容などを詳しく説明しています。
2017年5月 RAFIQ
- 東京入管の被収容者によるハンストが終了、「影響見極めたい」 (17/5/25 ロイター)
- 東京入管の外国人収容者、ハンスト10日目 処遇に抗議 (17/5/18 朝日新聞)
- 東京入管で収容外国人約20人が仮放免など求めハンスト (17/5/12 TBSニュース)
- Foreign detainees go on hunger strike at Tokyo immigration center (17/5/12 Japan Times)
- More than 20 detained foreigners on hunger strike in Tokyo (17/5/12 共同通信)
- 東京入管施設で約40人の被収容者がハンスト、長期収容などに抗議 (17/5/11 ロイター)