法務省発表:2017年難民認定者数等について 2018年2-3月

法務省は、2月13日に2017年難民認定者数等の速報値を、3月23日に確定値を発表しました。

難民申請者数は2万人に迫る勢いですが、難民認定数は20人で、1~9月までに10人認定していましたが、3ヶ月ほどで10名を追加したのみです。未処理件数が、一次と異議申立の合計で4万人を超えました。
18年からは制度の運用が改悪されて、より一層ほとんどの人が不認定になり、在留資格を持つ人も在留資格がなくなります。

不服申立ての処理数のうち、取下げ等を除くと、認定は3,085人のうち1人(不認定率100.0パーセント)です。人道的配慮での在特者数もどんどん減っており、もはや不服申立機関ではないと言えます。

世界の難民が7000万人になり100人に1人が保護が必要な人となっている中、日本の認定はたった20人。認定率0.1%はあまりにも少なく、やっと逃げてきた日本で希望を見いだせない難民の苦悩を考えてしまいます。

このページでは、RAFIQが入手したメディア情報などを紹介します。
難民制度のあり方を考える一助になればと思います。

法務省:平成29年における難民認定者数等について (18/3/23)
法務省:平成29年における難民認定者数等について(速報値) (18/2/13)


第6次出入国管理政策懇談会報告書「難民認定制度の見直しの方向性に関する検討結果(報告) 」 (14/12/26 第6次出入国管理政策懇談会・難民認定制度に関する専門部会 pdf)

 ・難民の保護と難民問題の解決策への継続的な取り組みに関する決議(2011年)
衆議院  参議院

難民認定制度の運用の見直しの概要について (2015年9月)
難民認定制度運用の見直し状況に関する検証結果について (2017年7月 法務省)
(上記すべて外部リンク)

2018年2月 3月更新 RAFIQ


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