2018年4月更新
2012年来日したシリア難民の方4名が2015年、難民不認定になり、処分取消を求めた裁判を起こしました。18年3月、東京地裁は訴えを却下しました。
2011年の「アラブの春」以降、シリア国内で内戦状態になり、反政府組織を支援するアメリカ、シリア・アサド政権を支援するロシア、だけでなくイスラム国(IS)など過激派組織も入り混じり、多くのシリア住民が国外に難民として流出しました。この状態は、現在も続いています。
裁判を起こしたうちの1人は、日本経由でイギリスで難民認定された家族のもとに行こうとしましたが、トラブルがあり、日本に戻され、日本で難民申請をしました。
難民認定されず、「人道配慮の在留資格」を取得しましたが、難民と認めてほしいと提訴に踏み切ったそうです。
このページでは、メディアの情報が中心になりますが、経緯が分かるようにとまとめています。
- 裁判所がシリア人の難民認定を退けた。では日本では、だれが「難民」なのか (18/3/21 BUZZFEED)
- シリア人男性の難民訴訟、請求棄却…「日本で生きていくしかない」悔しさにじませる
(18/3/20 弁護士ドットコム) - シリア人難民認定訴訟、東京地裁が棄却 難民要件に該当せず (18/3/20 ロイター)
- 東京地裁:難民認定訴え退ける シリア人男性4人 (18/3/20 毎日新聞)
- 難民認定訴訟、シリア人4人敗訴「迫害受ける恐れない」 (18/3/20 朝日新聞)
- シリア男性「難民認めて」 都内で講演、現状訴え (15/10/4 東京新聞)
- シリア男性4人、難民認定求め提訴 12年に来日 (15/3/18 日本経済新聞)
- シリア難民:4人が認定求め提訴「法相処分、重大な誤り」 (15/3/17 毎日新聞)
- シリア男性4人が提訴へ 日本に逃亡、難民認定求め (15/3/9 共同通信)
- 内戦逃れ日本滞在のシリア人男性 家族と再会 (15/1/23 NHK NEWSWEB)
- 難民認定せず家族呼び寄せ 政府が異例措置 (15/1/23 NHK NEWSWEB)