ミャンマー難民:第2陣の4家族18人到着

(11/9/29 毎日新聞)

政治的迫害などでタイに逃れたミャンマー難民4家族18人が29日夜、成田空港に到着した。「第三国定住制度」による難民受け入れの第2陣で、4家族は国が用意した日本語研修や農業実習など約1年間の定住プログラムを受け、自立生活を目指す。妻と子3人と来日した男性(33)は「日本語を勉強し、自分でできる仕事をやりたい」と新生活への抱負を語った。

受け入れは昨秋の第1陣27人から始まり、12年までの3年間、タイ北西部で避難生活を送るミャンマー少数民族カレン族の難民計90人を受け入れる予定。

第三国定住制度を巡っては、第1陣のうち、千葉県内で就農していた2家族が「事前説明と異なる長時間労働を強いられた」などとして、受け入れ態勢の改善を外務省に求めるなどの問題も生じている。第2陣も当初6家族26人が来日予定だったが、2家族が来日を取りやめたという。【西浦久雄】

毎日新聞 2011年9月29日 22時47分