東京入管トルコ・クルド難民収容問題 2018年2月 2019年12月更新

【報告】 2018年4月11日(火)にクルド難民女性は、無事仮放免されたそうです。良かったです!


幼少期に家族とともに日本に逃れたトルコ国籍クルド難民の女性が、結婚して間もない2017年11月に東京入管に収容されました。

家族が難民認定申請したものの認定されず、仮放免状態を更新することで日本に在留を続けましたが、女性だけが仮放免状態を続けることを入管が許可しなかったものと見られます。

女性にはパニック障害があり、通常飲み続けている薬を入管が許可しなかったことで、病状の悪化が心配されています。
この収容には大まかに以下のような問題点があります。

  1. クルド難民の難民認定が1件もないこと(「人道配慮による在留」はある)
  2. 入管の医療施設ではほとんど治療しないこと
  3. 持病薬の持ち込みを禁止していること
  4. 内部医療・外部医療とも申告して入管所長の許可がいること

入管は入管法違反などの外国人が収容される拘禁施設です。刑務所のように日本人が収容されることはなく、入管施設の実態は国民に知られることはほとんどありません。
特に入管医療はRAFIQが2002年から行っている面会活動でも、改善を求めても一つも改善されません。良識的な医師が赴任しても、すべてが所長等の許可が必要になってくるので、医師の良識は通用しないのです。
もちろん、入管も収容者の生命の維持には慎重になっています。死亡事件などがあると、多方面からチェックが入ります。しかし、それより収容者の送還業務のほうが優先され、収容者自身の体調や権利はほとんど無視されているのが現状です。

このページでは、クルド難民女性を中心に情報をまとめました。情報が入り次第随時更新します。

また、収容を止めるために、change.orgで署名活動も行われていました。

RAFIQ 2018年2月 2019年12月更新