難民申請外国人初の1万人超え、6年連続で過去最多を更新

(17/2/10 TBSニュース)

去年1年間に難民申請した外国人が、6年連続で過去最多を更新し、初めて1万人を超えました。

法務省によりますと、去年、難民認定を申請した外国人は、前の年に比べ3000人以上多い1万901人で、6年連続で過去最多を更新し、82年の統計開始以来初めて1万人を超えました。国別では、最も多いおよそ1800人がインドネシア国籍で、IC旅券を事前登録すればビザが免除されるようになったことが影響しているとみられ、2年前に比べて100倍以上に増えています。

ただ、申請の中には、「借金から逃れるため」「日本でお金を稼ぎたい」など経済的な理由にあたるケースが相当数あるということで、法務省は大臣のみとしている難民申請の認定の権限を、入国管理局長の権限でも判断できるよう改正する方向で調整しています。(10日21:26)