(17/2/11 読売新聞)(※ この記事は有料記事の無料部分です)
2017年02月11日17時18分
法務省は10日、2016年の難民認定の申請数と認定数の速報値を発表した。
申請数は前年の7586人から44%増えた1万901人で、1982年に統計を取り始めて以降、初めて1万人を超えた。難民認定数は前年比1人増の28人で、人道上の理由で在留が認められたのは97人だった。同省は、申請の大半が就労目的の偽装申請とみている。
発表によると、国別の申請数は、インドネシア1829人(前年969人)、ネパール1451人(同1768人)、フィリピン1412人(同299人)の順で、シリアは4人。ビザ(査証)が一部免除されるなどしたインドネシアとフィリピンの増加が目立つが、上位3か国とも難民認定数はゼロだった。
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