(17/9/22 TBSニュース)
22日19時47分
難民申請をした女性に対し、審査担当者が不適切な発言をしたとされる問題で、上川法務大臣は発言があったことを認め、「遺憾だ」と述べました。
この問題は今年3月、性犯罪被害を受け、難民申請したコンゴ民主共和国出身の女性(30代)に対し、東京入国管理局の難民審査参与員の男性が「なぜあなたが狙われたの?美人だったから?」などと発言したというもので、女性側が法務省に抗議していました。
これについて法務省は発言があったことを認め、「発言を避けることが適切だった」という調査結果をまとめました。
「難民審査参与員制度に責任を持つ立場でありますが、誠に遺憾であると考えています」(上川陽子法相)
一方、入管が開示した調書にこの発言が記載されていなかったことについては、「調書は『要旨』を記載することが目的であり、不適切とは認められない」としています。