17/9/22 NHKニュース)
9月22日12時51分
上川法務大臣は閣議のあとの記者会見で、難民の認定に関わる法務省の難民審査参与員がことし3月の女性の審査の際に不適切な発言をしていたことを明らかにしたうえで「誠に遺憾だ」と述べ、再発防止を図る考えを示しました。
法務省の難民審査参与員は難民の認定を申請している人たちの審査に関わっていて、弁護士グループによりますと、ことし3月の審査の際にコンゴ民主共和国出身の女性が兵士から暴行を受けたと訴えたの対し、男性の参与員が「美人だから狙われたのか」などと質問したということで、法務省入国管理局で調査していました。
これについて上川法務大臣は閣議のあとの記者会見で、難民審査参与員が女性の審査の場で不適切な発言をしていたことを明らかにしたうえで「誠に遺憾だ」と述べました。
そして上川氏は「難民認定に携わるものは常に人権の意識が必要だという認識をすべての職員が共有しながら、今後適切な行政手続きを進めていきたい」と述べ、再発防止を図る考えを示しました。