難民審査で「美人」発言、法相「不適切で遺憾」

(17/9/22 読売新聞)

2017年09月22日 20時16分

コンゴ民主共和国で兵士から性的暴行を受けて来日し、難民申請中の30歳代の女性に対する東京入国管理局の審査の際、男性参与員が「(狙われたのは)あなたが女性で美人だからか」などと発言した問題で、上川法相は22日の閣議後の記者会見で、発言の事実を認め、「相手方が不快な思いをされ、不適切で誠に遺憾」と述べた。

発言を巡っては、同入管が女性側の抗議書を4か月余り事実確認をせずに放置していたことも判明している。上川法相はこの点についても「入管の調査が遅かったとの指摘については、真摯(しんし)に受け止めなければならない」とした。