(14/6/15 NHK関西)
06月15日 19時14分
日本で難民認定を申請している外国人の状況などについて理解を深めてもらおうという集会が、大阪で開かれました。
この集会は、国連が定めた今月20日の「世界難民の日」を前に、難民や、難民認定を申請する外国人の支援を行っている大阪・高槻市のNGOなどが開き、約100人が集まりました。
はじめに、主催したNGOの代表が、去年、日本で難民認定の申請をした外国人はこれまでで最も多い3200人余りにのぼったものの、認定された人は6人にとどまると説明しました。
そして、難民の問題に詳しい渡邉彰悟弁護士が講演し、「不法滞在の外国人を摘発し退去させる役割を持つ入国管理局ではなく、独立した機関が審査にあたるべきだ」と訴えました。
このあと、難民認定を申請している3人が状況を話し、1度の申請では認定されなかったネパール人の男性は、祖国では身分制度の影響で親族から迫害を受けているとして、理解を求めました。