日本調査団、難民キャンプ視察 第三国定住で

(10/2/1 共同通信)

【メラ共同】紛争や政治的な迫害から国を逃れ、母国に戻れない難民が別の国に移住する第三国定住制度でミャンマー難民を受け入れるのを前に、日本の法務省の担当者ら政府調査団が1日、タイ北西部メソトの郊外にあるメラ難民キャンプを視察した。

同制度により難民を受け入れるのは、アジアで日本が初めて。メラキャンプのミャンマー難民を2012年度までに計90人受け入れる。

調査団は2日以降、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のリストから選ばれた難民と面接し、定住の意思や適応能力などを確認する。その後、健康診断を経て、9月にもミャンマー難民約30人が訪日する予定。

メラキャンプは1984年に開設されたタイ国内最大のキャンプで、ここで生活する5万人の97%がカレン人。この日はカレンやモンなど10の少数民族の子供たちが交流する文化祭も開催され、約200人が民族衣装で伝統舞踊や歌などを披露した。

2010/02/01 17:38 【共同通信】