(15/10/1 時事通信)
民主党の岡田克也代表は1日、仙台市内で講演し、安倍晋三首相が先の内外記者会見で、中東などの難民・移民受け入れの是非を曖昧にしたことに対し、「国民の反発はあるが、政府は一定数の難民を引き受けることは必要だと正面から説明しないと、(国際社会から)日本は二枚舌だと受け取られかねない」と述べ、受け入れを促した。
また岡田氏は、首相が国連総会で発表した難民などへの支援について、「お金だけ出せば済む話ではない」と語り、金銭面にとどまったことを批判した。
首相は9月29日の会見で、「移民を受け入れる前にやるべきことがあり、それは女性の活躍であり、高齢者の活躍であり、出生率を上げていくにはまだまだ打つべき手がある。難民を生み出す土壌そのものを変えるため貢献していく」と述べていた。(2015/10/01-16:35)