「現状を伝えて」 在日ビルマロヒンギャ協会が外務省に申し入れ

(17/9/7 TBSニュース)

 ミャンマーで差別的な扱いを受けているイスラム派の少数民族ロヒンギャ。日本に住むロヒンギャの難民が「ミャンマー西部で起きている武力衝突で多数の死傷者が出ている現状を日本から伝えて欲しい」と外務省に申し入れを行いました。
 「村は全部燃やされた。私の家一戸だけでなく、全部燃やされた」(在日ビルマロヒンギャ協会長谷川代表)

 申し入れを行ったのは、日本に住むロヒンギャの難民「在日ビルマロヒンギャ協会」の2人です。2人は、外務省アジア大洋州局の職員に対し、ミャンマーの治安当局とロヒンギャの武装集団の衝突で400人近くが死亡、5万8000人を超す人が避難している現状を訴え、「ミャンマーの現実を日本が世界に伝えて欲しい」と求めました。

 「できれば日本政府もミャンマー政府にプレッシャーをかけて、こういう事はやめないといけない(と言ってほしい)」(アウンティンさん)

 アウンティンさんらは今月8日に、東京のミャンマー大使館前で武力衝突に反対するデモを行うということです。(06日20:43)