2009年ごろ、スリランカ政府はそれまでテロ組織と断定した「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の掃討作戦を集結しました。LTTEは解散したと報じられていますが、政府はテロリスト掃討には今も力を入れています。
RAFIQが出会ってきた難民はこうした民族・宗教による差別や弾圧の迫害を受けた人のほか、選挙に出る、あるいは出た人を応援したことで迫害を受けた人も少なくありません。LTTEの掃討が済んだとされる2009年以降に日本に難民申請した人はとても多く、国別でみてもトップ5に入り、2013年までは200~300人/年、2015年は400~500人/年、2016年は900人を超え、2017年は2200人を超えています。
日本政府は、スリランカは平和になったとして、2回チャーター機による一斉送還を行い、過去に難民申請をした人を送還して危険にさらしています。また、難民不認定処分取消裁判で何度も勝訴している難民には勝訴後に難民不認定にしています。
スリランカ難民に関するトピック
- スリランカ難民 勝訴後の「難民不認定」 取消求め再訴訟 (2018年7月)
- チャーター機による一斉送還
2014年12月と2018年7月 2014年のはRAFIQが支援していた難民も送還されてしまいました。