(11/9/15 朝日新聞)
ミャンマー(ビルマ)から逃れてタイに住む難民を日本に受け入れる「第三国定住制度」で、9月末に来日予定だった6家族26人のうち2家族8人が来日を辞退した。「日本での生活が不安」などと理由を説明しているという。
出発まで半月を切っており追加募集は困難。2010年度からの試験期間の3年で約30人ずつを受け入れる計画だったが、今年度は4家族18人にとどまる。初年度は5家族27人だった。
第1陣は日本での研修期間を終えて今春から三重、千葉両県で暮らし始めた。老朽化した住宅や労働条件などに不満が出ており、事前研修中だった第2陣にも国際電話を通じて、その状況が伝わっていた。関係者によると辞退した家族には乳児がいたり、出産予定があったりで日本での暮らしに不安を抱いたという。