勝訴後も難民不認定、スリランカ人男性が再提訴

(15/8/29 朝日新聞)

2015年8月29日05時00分

難民認定を求めた裁判で勝訴したのに法務省が再び不認定としたのは違法として、スリランカ人の50代男性が28日、国を相手取り難民認定を求める訴訟を東京地裁に起こした。男性は民族紛争が続くスリランカで身の危険を感じ、9年前に来日した。
訴状などによると、男性は2006年に難民認定を申請したが不認定。この処分の取り消しを求めた訴訟で、大阪地裁は11年、処分を取り消した。国側は控訴しなかったが、再び不認定とし、今年4月に男性の異議申し立ても退けた。男性は在留許可は得ている。