名古屋入管職員を懲戒処分 上司の決裁経ず収容令書

(13/3/13 中日新聞)

2013年3月13日 19時01分

名古屋入国管理局は13日、上司の決裁を経ずに外国人の身柄拘束のための収容令書を発付したとして、男性入国審査官(51)を減給100分の5(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。上司の次長、局長も監督責任として訓告処分にした。

入管によると、この入国審査官は昨年5~9月、収容令書の発付にあたり、通常は首席審査官か次長の決裁を受けなければいけないのに、自分で決裁し、31人分の収容令書を発付したとされる。いずれも首席審査官が出張などで不在だった際に、自分に代理決裁の権限があると勘違いしたという。昨年4月からこの業務に従事していた。

発付された31件の収容令書により、18人の外国人が身柄を拘束された。13人は即日保釈され、拘束されていないという。

(中日新聞)