(17/9/11 TBSニュース)
ミャンマーで少数民族「ロヒンギャ」の人たちが大量の難民として国外へ逃れ、大きな問題となっていますが、日本で暮らすロヒンギャ難民の人たちが国際社会の支援を訴えています。
「殺害をやめろ」
先週の金曜日、東京のミャンマー大使館の前でデモを行ったのは、イスラム教徒の少数民族「ロヒンギャ」の人たちです。
先月以降、ミャンマーの治安当局がロヒンギャの武装集団に対し掃討作戦を行い、一般市民にも多くの死傷者が出ていて、隣国へ逃れた人たちは27万人にも達しています。
「ロヒンギャの家を焼くな」
「世界に今、ロヒンギャの人たちを助けてほしい」(日本で暮らすロヒンギャ難民アブル・カラムさん)
デモに参加したアブル・カラムさん(54)。
「これがお母さん、(2人の)弟の妻2人。お母さんはもう歩けない」(日本で暮らすロヒンギャ難民アブル・カラムさん)
ミャンマーにいる母親や弟が今、まさにバングラデシュへ逃れようと歩き続けているといいます。
「電話がきたら怖い。『誰か殺された。死んだ』と聞くのが嫌だ」(日本で暮らすロヒンギャ難民アブル・カラムさん)
カラムさんの子どもたちも無事を祈り続けています。
「(ロヒンギャを)助けてくださいとか、ミャンマーについていろいろなことをお祈りした」(カラムさんの娘アティカさん)
ミャンマーの国家顧問は、ノーベル平和賞受賞者のアウンサン・スー・チー氏。これまでの対応には国際的に批判が高まっていますが、カラムさんは、スーチー氏を信じたいと話します。
「ノーベル賞を受賞したのは、ヒューマンライツ(人権)のため。私はずっと信じる。40年くらいスー・チー氏を信じてきた」(日本で暮らすロヒンギャ難民アブル・カラムさん)
カラムさんは、日本からも国際的な世論に訴えかけてほしいとしています。