国連総長、ロヒンギャ難民視察=「人道上の悪夢」―バングラ

(18/7/2 時事通信)

【写真】2日、ロヒンギャ難民視察のため、バングラデシュ南東部コックスバザールのクトウバロン難民キャンプに到着したグテレス国連事務総長(中央)(AFP時事)

 【ニューデリー時事】グテレス国連事務総長は2日、バングラデシュ南東部コックスバザールで、ミャンマーでの迫害から逃れたイスラム系少数民族ロヒンギャの難民キャンプを視察した。グテレス氏はロヒンギャへの暴行や殺害について「人道上、人権上の悪夢だ」と強い危機感を示した。

 グテレス氏は、同地最大のクトゥバロン難民キャンプを訪問。雨期の豪雨で、バングラデシュに逃れてきたロヒンギャのうち約20万人が地滑りや洪水の危機にさらされていることを引き合いに「ロヒンギャの希望を豪雨で洗い流させはしない」と強調した。(2018/07/02-20:29)