在日ロヒンギャ難民らが声明、国連の介入求める

(17/9/2 MBSニュース)

更新:09/02 09:46

 ミャンマーでイスラム教徒の少数民族ロヒンギャの武装集団と治安当局が衝突し多数の死傷者が出ている問題で、日本に住むロヒンギャの難民らが、国連の介入などを求める声明を出しました。1日午後、東京・渋谷駅周辺でミャンマーから逃れてきたロヒンギャの難民らがデモ行進を行い、先月以降、ミャンマー西部で起きている武力衝突で多数の死傷者が出ているとして罪の無い市民の殺害を止めるよう訴えました。難民らの団体は1日声明を出し、国連の介入や日本政府の支援を求めました。

 「私のおばあちゃんとか、いとことか、おばさんとか、おじさんとか、いろんな人が逃げている。ミャンマーが大変だってことと、助けてもらいたい」(日本で暮らすロヒンギャの少女)

 仏教徒が多数派を占めるミャンマーでは、イスラム教徒のロヒンギャは国民と認められず、差別的な扱いを受けています。先月以降の武力衝突ではロヒンギャ側の死者がおよそ400人に上るとされ、難民らの団体は日本政府に対し、来週、申し入れを行うとしています。(01日20:42)