(18/8/8 中日新聞)
エチオピアで女性差別に反対する非政府団体に所属していたエチオピア人女性(43)が、難民申請を退けた国の処分取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁(古田孝夫裁判長)は8日「政治的に迫害を受ける恐れがあった」として、処分を取り消した。
代理人弁護士によると、エチオピア人への国の不認定処分が取り消されたのは2例目という。
判決によると、原告の女性はエチオピアで、女性への差別や暴力に反対する非政府団体「女性協会」の支部で会計係をしていた。2008年9月、同国の警察から団体の帳簿などを提出するよう警告されたが、従わなかったため拘束され、暴行を受けたという。
(共同)
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