長崎の入管、暴言で職員注意処分

(19/1/5 ロイター)

2019年1月5日/17:32

強制退去を命じられた外国人を収容する大村入国管理センター(長崎県大村市)で一昨年、男性職員が中国人男性に「ボケ」「あほんだら」など暴言を発し、センターが規則違反行為と認定して厳重注意処分をしていたことが5日、関係者への取材や入管の内部文書で分かった。

収容経験のある外国人の多くが暴言や侮辱的な言葉を受けたと証言しているが、入管が事実を認定し、明るみに出るのは異例。入管収容に詳しい中井雅人弁護士は「氷山の一角で、この職員はたまたま処分されたにすぎない。収容者の人権を尊重するよう職員にきちんとした研修をする必要がある」と指摘している。
【共同通信】