カテゴリー: 書籍

なんみんハウス資料室便り 3号

手島悠介『親切キップだ かぎばあさん』岩波書店(フォア文庫)、1998年7月 ★ひらがな付き

こんにちは。「なんみんハウス」資料室担当のnonomarun室長です。

まずは、たくさんの書籍の寄付が持参&郵送で届きました。資料室には今回ご紹介するような本も置いていくつもりです。是非是非ご不要な本のご寄付をよろしくお願いいたします。

手島悠介『親切キップだ かぎばあさん』岩波書店(フォア文庫)、1998年7月 ★ひらがな付き

知也のクラスでは小学三年生の最後の思い出に「親切運動(アサリの貝殻の中に名前を書いてクジにして、その名前があたった人に親切をする)」をすることに。知也が当たったのはカンボジア難民のミントン。ミントンは向こうでは三年生だったけど日本では一年生になり、がんばって勉強をして今は三年生になりました。ミントンをいじめる子、仲良くする子もいろいろいるなかで、知也は国語が大変なミントンに「宿題を手伝います券」をあげようとしますが、ミントンのスピーチコンテストを聴いて、違う券にすることにしました。みなさんは、その券とは何だと思いますか?

「なんみんハウス」資料室には、このように全世代を対象としたフィクションもたくさん置いていきます。小説・絵本だからこそ、より心に訴えかけ、共感できる表現があるものです。